ハーブティーを楽しもう!〜ハーブティーの淹れ方

ハーブティーを楽しもう!〜ハーブティーの淹れ方

ハーブティーは、植物の成分を身体に取り入れて、カラダやココロの調子を整えることが目的の一つです。
ハーブティーにこれと言って、正しい淹れ方が厳密にあるわけではありません。ただ淹れる時に気をつけたいことは、茶葉の分量と抽出時間でしょう。
一般的には、花や葉っぱは2~3分、種や根っこは5分以上と言われていますので、これを一つの目安にされると良いでしょう。
しかし、目的に合わせてハーブティーを淹れる時間を変えてみるともっと美味しく飲めるものですよ。例えばタンポポコーヒーは根っこのハーブですから、通常5分以上淹れると良いとされていますが、コーヒーのような苦味を楽しもうと思えば、焙煎して、鍋で10分以上、くつくつ煮込んだほうが、明らかにコーヒーらしくなります。食物繊維もしっかり取れますから、スムーズなお通じにも役立ちますよ。

また、ハーブの分量も人それぞれです。ハーブは、使用部位つまり、葉っぱや根っこ、種など、使う部分も種類によって異なります。
よく紅茶や日本茶などスプーン何杯とか、何グラムとかの換算をします。大体の茶葉は加工しています。まして基本葉っぱを使うため、容量の差が少なく、ある程度均一化が図れます。
一方、ハーブティーは、加工をしない分、苦みや渋みも抽出時間で調整できますし、ご自身なりのハーブのベスト抽出時間を見つけてみると楽しいですよ」 ハーブティーも上記のような特性を理解しておけば、あとはあまり難しく考えず、気軽に飲むことができるんです。
そして何と言っても、ハーブティーは“香り”も重要なエッセンス。淹れている間に深呼吸して、身体の中にどんどん香りを取り入れ、楽しんでください。

ところでハーブティーは単体で飲んだり、幾つかのハーブとブレンドして飲んだりと、“ハーブだけ”でも美味しくいただくことができます。しかしそれだけでなく、たとえば他の茶葉やリカー、ジュースなどと合わせる“アレンジティー”という楽しみ方もあるんです。
たとえば、『エルダーフラワーと白ワインのペアリング』。エルダーは葉っぱや花がティーに使われるハーブで、香りがとっても良いんです。あちこちで売られているこのエルダーのシロップと白ワインを合わせて、炭酸などで割るとおしゃれなカクテルになりますよ。

また、マローブルーという、とても綺麗なブルーの色をしたハーブを使う『マローカルピス』もおすすめです。まずはマローブルーを水で抽出して綺麗なブルーの水色(すいしょく)を出します。次にグラスの3分の1ほど氷を入れてグラスをよく冷やし、氷がちょっと顔を出す程度にカルピスの原液を入れます。最後に、ゆっくりとグラスの氷の上に垂らすように、マローブルーのアイスハーブティーを注いで出来上がり。パーティーや女子会などにも人気のアレンジです。

このマローブルーは、レモンを加えるとピンクに変わることから、サプライズティーとして使われることもあるんです。この変化をうまく利用して、2~3色に分かれたセパレートティーにするととってもおしゃれ。

身体に良いだけでなく、様々にアレンジをして美味しく飲めるハーブティーの世界は、奥が深いようです。この冬は自分だけの、こだわりの淹れ方を研究してみてはいかがでしょうか。

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