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強い抗菌力で、悪魔から守ってくれる勇気の象徴ハーブ〜タイム

品位と優雅の象徴としてギリシャ・ローマの男たちに愛されたハーブ

タイム Thyme

タイムは強い抗菌力で、悪魔から守ってくれるケルトのハーブです。

学名:Thymus vulgaris (タイムス・ベルガリス)

和名・別名:タチジャコウソウ/コモンタイム

科名:シソ科

使用部位:葉部


leaf3_mini 植物分類と歴史

どんなハーブ?
タイム (タチジャコウソウ) は、4000年以上前よりスパイスとして利用されてきました。数あるハーブの中で最も抗菌力の強いハーブとして知られています。ヨーロッパの騎士や勇者の勇気の象徴とされ、また少女たちの守護聖者アグネスの祝日の前夜に、結婚したい相手の袖にそっとタイムの枝をしのばせるか、タイムを入れた靴をベッドの両脇に並べて休むと願いが叶えられるなどと、乙女心をくすぐるハーブとしての顔も持つハーブでもあります。また強い抗菌力はミツバチを守ってくれることから養蜂家に欠かせないハーブなのです。古代エジプトではその高い抗菌作用によって、ミイラの保存や防腐剤としても利用されていました。古代ギリシャ・ローマ時代の人たちにとって、タイムの学名はギリシャ語の「勇気」(thymon)に由来しており、品位、優雅の象徴でもありました。男性は入浴後、このタイムの香りを胸に擦り付けたといわれています。タイムはスパイシーな香りや味が好まれていただけでなく、高い殺菌作用があるため、重要なハーブとして扱われていました。また中世には、悪夢を防ぎ安眠を助けるようにと願われ、枕の下に敷かれていました。

植物分類
タイムはヨーロッパ南部の地中海沿岸地方原産で、香料用などに栽培される常緑小低木。北半球を中心に、300~400種が自生している。原産地は地中海沿岸でスペインなどの西欧諸国やアルジェリアやチュニジアなどのアフリカ、小アジア(トルコのアジア側の半島)に自生している。比較的栽培が簡単なことから日本でも家庭などで栽培されている。一般的にタイムといわれるものは「コモンタイム」のことをさす。それ以外にも香りや形状の違いによってさまざまな種類のタイムがある。レモンタイム、ワイルドタイム、ゴールデンタイム、シルバータイムなど、約35の品種があり、茎が立ち上がって育つ立性タイプと地面をはって育つ葡匐性タイプに大別される。コモンタイムは立性タイプで、高さは15~40cmほどで、細かい灰緑色の葉が密集してつき、葉に厚みがあり、ピンクの花が咲くのが特徴だ。
  
立性タイプ(左)と葡匐性タイプ(左)

日本に自生するイブキジャコウソウ(滋賀県伊吹山で発見された品種)[Thymus serpyllum subsp.quinquecostatus]は葡匐性タイプに属する。葉・茎・花の色や形は品種によって異なるが、どれも肉厚の葉をもち、4弁の花を咲かせ、香料の原料や入浴剤など、香りを楽しむものに利用される。

主な食用種は以下のとおり。
・コモンタイム(Thymus vulgaris)
一般的なタイムの品種で食材として、スパイスとしても、使いやすい特徴を持っている。
・レモンタイム(Thymus citriodorus)
さっぱりとしたレモンの香りが特徴。レモンの代用として料理やティー、お菓子に使われる。
・オレンジバルサムタイム(Thymus vulgaris fragrantissimus)
オレンジに似た柑橘系の香りを持ち、鶏料理や魚料理に、お菓子などに用いられる。

うんちくいろいろ!

名前の由来
タイムという名前の由来には諸説ある。1つは、ギリシア語で煙を出す、香を焚く、消毒する等を意味する「Thuo」が語源で、その効能にちなんでいるという説。もう1つが、古代ギリシャ・ローマ時代に勇気や気品の象徴とされていたことから、ギリシャ語で勇気を意味する「thumus」が語源となったという説がある。ローマ神話では、タイムは軍神マールスと愛の女神ビーナスに献じられた神聖な植物とされ、中世では「あなたにはタイムの香りがする」といわれるのが最高の賛辞だった。また戦いに向かう騎士に淑女たちがタイムの小枝を勝利のお守りとして渡したとされる。勇気のシンボルとして、女性は十字軍で戦地に赴く夫や恋人に、タイムの刺繍をしたハンカチを贈ったそうだ。これは中世の民間伝承において、妖精や魔術師をこのタイムの枝で冠したことが背景と思われ、この植物と魔界とのつながりを示しているとされる。また騎士が叙任されるとき、意中の貴婦人はその肩掛けに、タイムの周りに一匹の蜂がブンブン飛んでいる図柄を刺繍した。

タイムとミツバチの関係性
そもそもなぜ「タイムとミツバチ」だったのか?
十字軍遠征でキリスト教徒の心を掴んだ「乳と蜜の流れる土地カナン」というキーワードにミツバチの重要性が隠されている。この言葉は旧約聖書「出エジプト記」の中で、モーゼに率いられてエジプトを脱出したイスラエルの民が、神が約束した「乳と蜜の流れる地」であるカナンの地を目指した際のスローガンだった。旧約聖書の時代、滋養のある食品の乳や蜜は肥沃な土地、恵みと豊かさのシンボルであり、蜜を取るミツバチもまた神に下された大切な生物だったのだ。同様にエジプトでは黄金色に輝く甘く栄養価の高い蜂蜜は奇跡の食べ物とされ「太陽神ラーの涙」とまで崇められていた。そして女王蜂を中心に大きな家(巣)で大家族を作る蜂は繁栄の象徴、幸運の象徴、貯蓄の象徴とされ、女王蜂の姿は歴代エジプト王座のシンボルとして使われていった。その流れから「ミツバチ」はヨーロッパではラッキーアイテムとして様々な装飾品やお守りのモチーフに使われ、戦場へ旅立つ者への祈りをこめて一針一針刺されていたのだ。また古代ローマのディオスコリデスは、タイムは肉と一緒に食べると弱視に効き、ソースがわりに使うと健康に良いと述べている。さらに彼はタイムをハチミツと混ぜて処方し、去痰や喘息に使ったり、寄生虫を駆除したりしていた。タイムはミツバチの大好物であったため、当時のローマの蜂蜜はタイムの香りがする上質のものだったらしい。養蜂家は冬が到来する前にミツバチの巣をタイムで燻し害虫を駆除したと言われる。植物学者だったプリニウスも、ミツバチの巣箱の近くに植えるよう進めていた。実際に当時のギリシャ・ローマ時代は地中海各地で養蜂業が盛んで、ミツバチを育てる養蜂家にとって、タイムを育てることはミツバチたちに良質な蜜を取らせる上でも重要だったようだ。
実はタイムの殺菌作用がミツバチにも恩恵をもたらす。例えばミツバチの天敵「ミツバチヘギイタダニ」が猛威をふるった際、被害の少ない地域にはタイムが自生しているそうだ。
古代ローマの詩人ホーレスは、既に養蜂の為にタイムを栽培していることを書き残しているので、その頃から養蜂家の間ではタイムが大切な植物とされてきたことがわかる。現在もタイムのチモールはダニに対して効果的であると同時にミツバチに高い安全性があることも確認されていて、ハチにとっても養蜂家にとっても有りがたい天然の薬といえるだろう。

Thyme(タイム)の学名と胸腺の名前の関係
ところでタイムというと話題に上がる名前の由来として、Thyme(タイム)の学名とリンパ球をつくる胸腺の名前がどうして同じなのかという点についてちょっと紹介しておきたい。
(胸腺はリンパ球を育てる組織で心臓の前面にある器官)
昔からまことしやかに言われていることの一つにこの胸腺の臭いとタイムの臭いが同じだからとか、胸腺の料理にタイムを使ったから、というのが定説だった。元来胸腺はタイムの臭いもせず、タイムで匂い消しをするような匂いもしない組織なのになぜか?どこでそんな話になったのかと昔調べて見たことがある。どうやらローマのガレノスがかつて胸腺を命名した際に、タイムの花の形(花の付き方は房状で組織はいぼ状の塊。)から、いぼ状の突出した胸腺の形とオーバーラップしたのではという説がなんとなく納得した。一応、ラテン語を話していたはずのガレノスもギリシャ語で書物を書いていたので、ギリシャ語だとタイムはティモスになり、そこからのちに成分のチモールが命名されたりしている。
歯磨きの中にあるチモールや古典的肝炎検査(TTTことチモール混濁試験)のチモールがそうだ。タイムは、ギリシャ語でティマリ、ティモスなどという。やはり形状から命名したのだろう。解剖学で香りから命名するっていうのは聞いたことがない。
ところで、フランス料理の珍味とされるリー・ド・ボーの食材は子牛の胸腺肉であり、その胸腺を欧米ではサイマスとかチームスと呼んでいるが、これもハーブのタイムに由来している。この料理の下ごしらえで胸腺肉を血抜きして臭みをとるのに、乾燥したタイムを大量に用いるそうだ。古来、タイムは神聖な植物として神々に献じられる由緒あるハーブだ。幼いときには心臓前の胸一杯を占める大きな胸腺だが、成長とともに退縮して消え去る運命にある。しかし免疫反応では束の間とはいえ中心的臓器としての大役を演じ、胸腺由来のT細胞にもその名を残している。このT細胞のTは胸腺(thymus)の頭文字からで、胸元にある胸腺で免疫機能をもつリンパ球として分化・増殖することから命名されたものだ。ちなみに免疫細胞のもう一つのB細胞は鳥の曩(bursa)あるいは骨髄(bone marrow)に由来することから名付けられたものだ。


タイムの歴史
タイムは古代エジプト、ギリシャ、ローマを通じて最も多く使われてきたハーブの一つでもある。スパイシーな香りや味が好まれていただけでなく、高い殺菌作用があるため、重要なハーブとして扱われていた。有名な話としてはトロイ戦争の引き金となったスパルタ王妃ヘレネの涙から生まれたといわれる伝説のハーブとしての逸話だ。ちょっと紹介したい。
このスパルタ王妃ヘレネの美貌は少女の時から際立っていて12歳の時にアテナイの王テセウスに誘拐されるほどだった。その後大人なった彼女は絶世の美女となり、ギリシャ中の王子や勇者がヘレネとの結婚を申し込みんだという。結果その当時一番繁栄していたミケーネの国王アガメムノンの弟メネラオスがヘレネと結婚して、のちにスパルタ王になる。

さて、所変わってトロイの地にパリスという美男子の英雄がいた。パリスは3大美神のひとりアフロディーテから、「最も美しい美女を妻に与える」とそそのかされる。その「最も美しい女」こそが、当時メネラオスの妻となっていたヘレネのことだった。あるときトロイの使者としてパリスがスパルタにやってきた時、仕事で留守の夫に代わってヘレネがパリス一行を迎える。その夜あのアフロディーテがヘレネの夢の中に現れ、パリスこそが夫になる男であることを告げるのだ。パリスはヘレネを一目見た時にアフロディーテとの約束を思い出し、また当のヘレネもパリスを一目見て恋に落ちた。パリスは外交そっちのけでヘレネをトロイへ連れ帰ってしまった。激怒した夫メネラオスは、ヘレネを取り返すべく、ギリシャ中の英雄を募ってトロイに攻め入ろうとしたのだ。こうしてあの10年に及ぶ大戦、トロイの木馬で有名な世紀の「トロイ戦争」が始まることとなる。
 トロイ戦争

その戦争の中でパリスがヘラクレスの弓矢によって不運の死を遂げたのちも、ヘレネを奪おうとする勇者たちは後を絶たず、ついには、トロイの勇者たちまでもがヘレネの美貌を手に入れるため戦い合ったという。自らの生まれ持った美貌のため、ギリシャ中を巻き込んだ戦争を引き起こすことになってしまったヘレネは、自らの運命を恨んだ。その後は「10年に及ぶ戦争で多くの勇者の家族崩壊の原因を作った不義の女」として成敗されたとも言われる。また不運の女神として天に召されたという噂もたった。この不運なヘレネが、すべての勇者たちを想い、流した涙が地に染み渡りその涙から生まれたとされる植物がタイムであったという。後のギリシャ・ローマでは、神の交代をおこなう儀式の際にタイムの葉をティムス(Thymus)として燃やしたと言われている。かつてのヘレネの勇者を憶う祈りがタイムに受け継がれ、そのティムスの独特の香りは勇者たちに誇りと勇気を与えられた。(ここまで読んでくれた歴史に興味のない読者に感謝。笑)


leaf3_mini 成分ほか

精油(チモール、カルバクロール、オイゲノール)/フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)/タンニン /サポニン

leaf3_mini 学術データ(食経験/機能性)

タイムはヨーロッパの料理には欠かせないハーブで、生の葉も乾燥葉も使われ、肉類、特に魚介類の生臭みを消すのに効果があるため下ごしらえに使われる。また長時間熱を加えても香りが持続するので、シチューやスープ料理に使うと隠し味になる。かつては古代ギリシャではチーズや酒の風味付けに使っていた。中世ではポタージュ用のハーブとして多くの貴族の庭で栽培されていた。また修道院で作られていた有名な薬草酒であるベネディクティンの風味づけとしても使われた。

ブーケガルニ(ローズマリー、イタリアンパセリ、タイム、オレガノ)

ハーブを料理に使っている方ならご存知かもしれないが、有名な「香草の束(ブーケガルニ)」には、パセリ、ローレルとともに「煮込み用三大ハーブ」と呼ばれて欠かすことのできないハーブであり、またプロヴァンス地方で使われる様々なハーブをブレンドした定番ミックススパイス「エルブ・ド・プロヴァンス(herbes de Provence)」の重要ハーブの一つでもある。(クラウターハウスでも販売してます!

さらに17世紀南フランスのトゥールーズでペストが大流行した際、死亡した人々から盗みを働いた泥棒たちがいたが彼らは感染しなかった。捕まった時この4人組は、酢にセージ、タイム、ラベンダー、ローズマリーのエキスを混ぜ合わせ全身にぬりつけていたらしい。そのレシピと交換で、放免されたと伝えられている。


1630年頃のペスト大流行

このお酢はのちに「4人の泥棒の酢(Vinaigre des quatre voleurs)」と呼ばれ爆発的に売れたらしい。その後100年たっても受け継がれマルセイユで伝染病が流行したときも、この酢に今度はニンニクも入れて防いだという話もある。またフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局(現存する世界最古の修道薬局)本店のみで売られているのが、気付け薬「7人の盗賊」という嗅ぐためだけに使用する芳香酢もある。レシピは非公開らしいが、一説にはローズマリー・タイム・セージ・ラベンダー・ペパーミントなど殺菌力の強いシソ科のハーブを酢に漬け込んで作られたとのことだ。乾燥してかゆい肌に塗ったり、うがいの際に1~2滴加えたりと、風邪予防に使用されている。ただ強烈な香りなので買う人はほとんどいないらしいが。

このようにタイムは抗菌性が非常に強く感染症の予防にも効果があり、また去痰や鎮咳、鎮痙作用などがあるハーブだ。中世の頃はデリケートな甘い香りとつんと突き刺すような刺激性のほろ苦さとを合わせてもつ貴重品であった。メランコリックな人(現代のうつ病)や混乱した精神,喘息病みを救い,また(寄生)虫駆除、利尿・通経薬としてなど、多くの病に効果があると考えられていた。17世紀英国のハーバリストのニコラス・カルペッパー(1616年に『the English Physicians』を出版、369種の植物の特性や用途について記述)はタイムの浸剤が百日咳や胃の痛みに有用であると報告している。
これらの機能性は含有されるフラボノイド類である、チモニンアピゲニン及びサポニンといった成分によるものと考えられている。また一般には消化器系疾患である口臭や吐き気、食あたりといった症状や呼吸器系疾患である喘息、上気道カタル、気管支炎といった症状に使われている。さらに精油成分であるフェノール系のカルバクロールやチモールといった芳香物質が含まれており、これらの成分がタイムの強い抗菌性を引き出している。ドイツのコミッションE (薬用植物の評価委員会) では、上気道感染症や咳止めに対する使用が承認されている。ただ精油だけを使用した場合、カルバクロールやチモールなどに肝毒性があると言われているため、過剰使用や長時間の使用は避けたい。また妊娠中の方は使用を控えるよう推奨されているので要注意
もちろん、ハーブ食材として利用するケースでは、それほど問題にならない。入浴剤や湿布として用いれば、打撲や痛風、リウマチ、皮膚感染、風邪などに効果があり、ハーブティーでうがいをすれば、歯痛や口内炎にも効果がある。消化促進効果もあるため、食べ過ぎた後の飲料として適している。
*チモールとは、モノテルペン誘導体と呼ばれるものの一種で、タイムの独特な香りのもとです。また、舌を刺激する味が特徴。カルバクロールも同様。
*オイゲノールとは、グローブなどの精油に含まれる油状の液体で、刺激のある強い香りが特徴。香水や香料のほかに、殺虫剤、麻酔薬のような医薬品にも用いられる。

    
左から、チモール、カルバクロール、オイゲノールの構造式

以下代表的なタイムの機能性について整理しておく。
殺菌・消毒・感染症を予防
タイムはチモールとオイゲノールの働きによって、真菌に対して高い殺菌力を発揮し、皮膚感染症に有効といえる。患部の血流を促して血液中の感染を一掃するため、さまざまな皮膚感染に有用だ。またティーにして飲むことで、呼吸器の細菌やウイルスを殺菌し、頭や喉、気管、肺をすっきりとさせる働きや胃の中のピロリ菌にさえも効果を発揮し、胃潰瘍などの内臓の疾患を予防する働きが期待できるとの報告もある。また、歯肉炎、口内炎などの口腔内のトラブルには飲用やマウスウォッシュとしても利用できる。加えてのどの痛みや扁桃腺炎、インフルエンザなどの呼吸器系の感染症や膀胱炎など泌尿器系の感染症にも効果が報告されている。さらに沸騰した湯にタイムを入れてその蒸気を利用すれば、空気清浄器としても利用可能だ。よく利用している方法に「ものもらい」にハーブティーを脱脂綿等につけて塗るだけでも意外と役立つ。お試しいただきたい。その他にタイムはローズマリーやセージなど地中海沿岸に育つ植物と同様、強い抗酸化作用があり、アレルギーの抑制にも効果を期待できる。
リラックス効果
タイムの強い香りと味はティーなどで口にすることで、喉や肺をすっきりとさせる。爽快感で疲労感や倦怠感が緩和され、リラックス効果が期待できる。またフラボノイドの働きにより、けいれんや生理痛もやわらげます。タイムは心身ともに癒しを与えるハーブといえる。
消化を促進する効果
消化作用にも優れており、食べ過ぎた後にはティーを飲むことで、消化の促進が期待できる。また清涼感のある香りには、血圧を下げて体に活力を呼び起こす働きがあるとの報告もあり、目覚めのティーに最適だ。朝に弱い低血圧の人のエンジン始動を助けてくれるため、中世時代女性が失神した時の気つけ薬だったくらいだ。

(文責 株式会社ホリスティックハーブ研究所)


leaf3_mini 安全性と相互作用

クラス1:適切に使用する場合、安全に摂取できるもの
相互作用:クラス2b 妊娠中は使用しない
(Botanical Safety Handbook 2nd Edition アメリカハーブ製品協会(AHPA)収載)


参考文献

「最古の料理」ジャン・ボッテロ著
「ハーブの歴史」ゲイリー・アレン著
「ハーブ歳時記」北村佐久子著 東京堂出版
「ヨーロッパの食文化」マッシモ・モンタナ―リ著 山辺規子・城戸照子訳
「中世の食生活」B・A・ヘニッシュ著 藤原 保明 訳
「中世ヨーロッパの生活」ジュヌヴィエーヴ・ドークール著 大島誠訳
「西洋中世ハーブ事典」マーガレット・B・フリーマン著
「カルペッパー ハーブ事典」 ニコラス・カルペッパー(著)
「メディカルハーブの辞典」 林真一郎編集
「ハーブティーブレンドレッスン」ハーブティーブレンドマイスター協会編集 
「The Green Pharmacy」 James A Duke著
「The complete New Herbal」 Richard Mabey著
「Botanical Safety Handbook」 アメリカハーブ製品協会(AHPA)編集
「Fifty Plants that changed the course of History」 Bill Laws著

参考データベース

Proceedings of the National Academy of Sciences
健康食品データベース 第一出版 Pharmacist’s Letter/Prescriber’s Letterエディターズ編(独)国立健康・栄養研究所 監訳
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17595884
米国国立医学図書館 PubMed(パブメド)


どんな風味?
癖が強いハーブです。ツーンとした独特な香りが苦手な人もいれば、すっきり感が好きという方もいます。賛否両論あるハーブなので、一度試していただくのがいいかと思います。初めて飲まれる方は、少しハーブの量を減らした方が飲みやすいかもしれません。 逆にのどが痛いときは、ドライハーブを2倍の濃度に進出した、生温かいタイムティーでうがいをすると効果的です。頭の方にも刺激がいって脳全体が活性化する感じ。スキッとします。

食材としては、特に魚との相性がよいです。また薬用酒(有名なものはベネディクティーヌ)、オリーブオイルに漬け込んだタイムオリーブなども有名です。タイムは癖が強いので、香りの強いハーブとのブレンドをお薦めします。強い香りと味があるのでバランスを間違うと困ったことになりますが、組み合わせ次第ではいろいろ楽しめるハーブです。おススメは、ペパーミントやルイボスとの組み合わせ。


こんな使い方もありますよ!
タイムのハーブバスはリウマチの痛みを和らげるといわれています。また入浴剤として使用すると、水虫菌やニキビ菌の繁殖を抑えることができます。さらに発汗作用もあるので、新陳代謝が活発になって体が温まります。体臭予防にもなりますから、汗をかきやすい人は試してみてください。タイムのドライフラワーなどをタンスやクローゼットに入れたりつるしたりすれば、立派な虫よけにもなります。

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